黄昏は世界を誘う 己の刃までをも緋く染めながらも 我々【雷神なる者】 生命までをも誘う それは夕闇まで暗闇まで 生ける者にとって最低限必要なものは 死せる者にとって不要なものばかり 結局は比になっていた 「殿下!」 「何事だカストル」 「はっ殿下我が軍の武勇に畏れを成したのか、神域を侵していたラコニア軍は撤退し始めた様です」 「ん、ご苦労」 東方では奴らバルバロイが侵略すると言う事実 風の都では奴隷を扱いながらも城壁を築いていると言う 同じ人間同士何故殺し合う 何故争い合う 時代はこくこくと過ぎて逝く 信託を疑えば神への生け贄となる 神の怒りを買うことだろう 解釈は自由が故、 我々人間達は悩む 青き銅よりも強かな 鉄をよろう獣…未来の奴が 風の楯をも喰い破り 流る星を手に 【運命】に牙を剥く この予言が当たるとは 今誰も知ることではない ましてや【運命】に牙を剥く者が 私の実の弟だとしても 【END】 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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