大友柳太朗



大友柳太朗(おおともりゅうたろう 本名:中富正三 1912年6月5日生)
 [俳優]


 山口県出身。1936年、新興キネマの京都撮影所に入社し、翌1937年に『青空浪士』の主演で華々しく映画界デビュー。戦後は大映を経て東映に移り、『快傑黒頭巾』はじめ『丹下左膳』『右門捕物帖』シリーズなどに数多く主演し黄金期の東映時代劇の剣豪スターとして活躍。

 1957年には日本最初のシネマスコープ作品『鳳城の花嫁』に主演している。時代劇映画の時代が去るとテレビでも活躍、『北の国から』などのドラマで孤独の老人役を好演していたが、台詞覚えが悪くなったことから老人性認知症にかかったと悲観しはじめ、不眠症にも悩まされるようになる。あるタレントが大友の台詞覚えの悪さを愚痴っていたのを、大友本人が聞いてしまったという話もある。まじめすぎるほどまじめで、それが仇となりノイローゼとなってしまった。

 1985年9月27日、東京都港区の自宅マンション屋上から飛び降り自殺。この日の午前8時30分、大友は管理人に鍵を貰って地下の個別の倉庫へ入ったが、様子がおかしいと妻が管理人を呼び2人がかりで大友を部屋へ連れ戻した。しかし、妻と管理人が大友を病院へ連れて行くかどうか相談している隙をついて部屋を抜けだし、屋上から飛び降りた。大友は発見直後は息があり、救急車が呼ばれたが、結局命は助からなかった。

 部屋には10月から放送の新番組でレギュラー出演していたテレビドラマ『ハーフポテトな俺たち』(日本テレビ)のプロデューサーへのお詫びと共に「お母ちゃん、ゆっくり休んで下さい」という妻に宛てた短い遺書が残されていた。マンション屋上にはサンダルが揃えてあり、覚悟の自殺だった。『ハーフポテトな俺たち』と映画『タンポポ』(伊丹十三監督)の2本が遺作となった。死の前日には伊丹に電話をかけ、自分の出番がすべて撮影済みであることを確認している。

 1985年9月27日死去(享年73)


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